こんにちは。
池田です。
梅雨の時期は縮毛矯正のご予約がたくさん増えます。
初めての方や久々に縮毛矯正をする方で毛先まで縮毛矯正をする方多いと思います。
恐らく毛先の広がりが気になるからかと思います。
しかし意外と毛先はあえてストレートにしない方がまとまりやすくする場合もあります。
今回は根元、中間のみ縮毛矯正をしたケースをご紹介致します。
よろしければこちらのクリックをお願い致します。
ブリーチ毛の縮毛矯正

ブリーチをした上からカラーをされた状態です。
根元、中間のみ縮毛矯正しております。
当店の縮毛矯正はLINK-Dトリートメントと融合しているので髪の毛を内側から綺麗にしてくれます。
しかし唯一の天敵がいるとするならばブリーチ毛です。。
髪の毛を一本一本強くするのがLINK-Dトリートメントの強みでこれ単品だとブリーチ毛には絶好のアイテムなのですが縮毛矯正と混ぜてしまうと化学的に薬剤反応に変動が起こります。
縮毛矯正やパーマは毛髪内部の分子の結合やずれによる理論で成り立ちます。
つまり毛髪が変わるというより毛髪内部が変わるからそれに伴い形に変化が起こります。
ブリーチ毛の中身はいわゆる空っぽに等しいと言われています。
なので分子の結合等をする分子そのものが入ってない為縮毛矯正やパーマをかけても形に変化は起こりません。
何が言いたいかというと
傷まないからどんな髪にも縮毛矯正が出来る訳ではありません
なのでブリーチ部分には薬剤を付けてもなかなか反応しないのでなるべく毛先部分は薬は付けないことをオススメしております。
毛先の広がりが気になる方はトリートメントをするかカットをするかで改善した方が
後々髪に負担がなくなるので良いかと思います。
毎月カラーをしている方

毎月カラーをしており今回もカラーをして同時に縮毛矯正とカットもさせて頂いた例です。
弱酸性の薬剤と低アルカリカラーを交互にやっているのですが毛先が乾燥しやすいというのもあり縮毛矯正は根元、中間のみです。
毛先はトリートメントとカットで対応しております。
ブローなしだと少し枝毛がありますがカットで内側に収まるように切っているのでシルエットも綺麗になり広がりも改善させて頂いております。
ここで知って欲しいのは
パサつきは縮毛矯正では治せないということ
です。
ここ一番重要かと思います。
もし治せるという美容師がいても信じない方がいいです。
パサついている毛髪の内部は空っぽに近いのでさらに髪を傷ませることに繋がります。
もちろんパサつき具合にもよるのでお気軽にご相談ください。
デジタルパーマをかけた方に縮毛矯正

カラーも定期的にやっていて尚且つデジタルパーマが毛先に残ってる方への縮毛矯正。
毛先は薬剤塗布せずに根元、中間をメインでかけています。
特に梅雨の時期は髪が広がりやすくなるので毛先にパーマが残っている場合は余計ボリュームを感じやすいかと思います。
ただボリュームがどのあたりから出てるかというのを美容師側は見極めなくてはなりません。
毛先の広がりが気になる方も中間のボリュームを抑えるたら毛先の広がりが解消される場合もあります。
そして毛先にパーマが残っているなら尚更髪がまとまりやすいのでむやみに全部ストレートにするのではなく一度ご相談ください。
毛先の広がりは
中間のボリュームが原因
というのを覚えていてください。
まとめ
どんなに傷まないと言われている縮毛矯正でも毛髪内部が空になってしまったブリーチ毛のような髪には化学反応を起こさない為ストレートにすることはできません。
ダメージ毛であればカットすることをオススメ致します。
パサつき(度合いによる)は縮毛矯正では治りません。
ましにはなるかもしれませんがトリートメントやカットで改善した方がより綺麗な髪を実現するかと思います。
そして毛先の広がりが気になる方、本当に毛先が広がっていますか?
横に広がる原因のほとんどが中間のボリュームです。
中間が膨らみそれに伴い毛先が広がってるように感じます。
毛先まで縮毛矯正をしなくても髪の状態やデザイン的にも意外とまとまりやすかったりナチュラルで可愛かったりします。
わからないことがあればお気軽にご相談ください。
以上です。
池田駿太